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- 寝つきが悪い・眠れない
このような状態が続いていたら当院までご相談ください
- 寝つけない夜が1か月以上続いている
- 夜中に何度も目が覚め、日中の眠気や倦怠感が続いている
- 眠れないことへの不安やイライラが強くなっている
- 睡眠薬を長く飲み続けているが、なかなかやめられない
- 睡眠の悩みとともに、気分の落ち込みや物忘れが気になる
なかやまメモリー・メンタルクリニックは、認知症専門医が在籍し、高齢者の精神疾患に幅広く対応するクリニックです。対話を大切にした診療で、患者様とご家族に寄り添います。当院では、不眠の背景にある原因を丁寧に確認し、生活指導から薬物療法・漢方療法まで、患者様の状態に合わせた治療を行っています。
不眠の4つのタイプ
不眠にはいくつかのタイプがあります。
| 入眠障害 | 寝つきが悪くなる |
|---|---|
| 熟眠障害 | 眠りが浅く、熟睡できない |
| 中途覚醒 | 夜中に何度も目が覚める |
| 早朝覚醒 | 朝早くに目が覚め、そのまま眠れない |
日本人に最も多いのは入眠障害で、約60%がこのタイプとされています。なお、これらの症状があるだけでは「不眠症」とはいえません。日中の強い眠気や集中力の低下など、日常生活への影響が出て初めて不眠症と診断されます。「不眠」と「不眠症」は異なるものです。
加齢と睡眠の変化について
年齢を重ねるにつれて睡眠が変化することは、自然なことです。
65歳を過ぎると平均睡眠時間は6時間を切り、深い眠りの割合が減り、浅い眠りの割合が増えます。夜中に目が覚めやすくなるのも、加齢に伴う生理的な変化のひとつです。
こうした変化にもかかわらず、「若い頃と同じようにしっかり眠らなければ」「7時間寝なければ」と考え、長時間布団の中にいると、かえって睡眠習慣が乱れることがあります。就寝時刻を少し遅らせたり、日中に体を動かしたりすることを意識するだけで、不眠が改善することも多くあります。
眠れないことへの不安や焦りが神経を高ぶらせ、さらに眠れなくなるという悪循環に陥りやすいのも、高齢者の不眠の特徴です。
「眠れなくても横になっているだけで体は休まる」と考えていただき、過度に心配しすぎないことも大切です。
不眠の原因
高齢者の不眠の背景には、日中の活動量の低下だけでなく、高血圧・糖尿病などの生活習慣病、うつ病・認知症などの精神疾患、服用中の薬の副作用など、さまざまな原因が関わっています。まず不眠の原因を丁寧に確認することが、適切な治療への第一歩です。
睡眠衛生指導
生活習慣で眠りを整える
薬物療法を始める前に、まず生活習慣を見直す「睡眠衛生指導」が重要です。次のポイントを日常生活に取り入れてみましょう。
朝、起きたら太陽の光を浴びる
体内時計がリセットされ、夜自然に眠くなるリズムが整います。
夕方以降の激しい運動は避ける
就寝時間帯まで興奮状態が続き、目が冴えてしまいます。
寝る前のカフェインは控える
覚醒作用があり、寝つきの悪さや睡眠の質低下につながります。
テレビ・スマートフォンは寝る1時間前までにする
脳への刺激が眠りを妨げます。
眠くないのに早い時刻から布団に入るのはやめる
昼寝も時間以内にとどめ、午後3時以降は避けましょう。
禁煙を心がける
タバコのニコチンにはカフェインと同様の覚醒作用があります
薬による治療について
生活習慣を見直しても改善しない場合や、不眠の程度が重い場合には、薬物療法を行います。
一般的にはベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使われますが、高齢者はこれらの薬の影響を受けやすく、認知機能の低下・転倒・日中の倦怠感・せん妄などのリスクがあります。そのため当院では、作用時間が短く筋弛緩作用の少ない薬を選び、最低用量から開始することを基本としています。
漢方薬を用いた治療も行っています
転倒しやすい方や睡眠薬への心配をお持ちの方には睡眠系の漢方薬を処方することもあります。
少ない量で副作用がなければ安全に睡眠薬を継続できますが、症状が落ち着いたら少しずつ減らしていくこともできます。自己判断で急に服用をやめると離脱症状が現れることがあるため、減薬を希望される場合は、必ず医師と相談しながら進めるようにしましょう。
